材料試験

鋼材および石材試験

 

鋼材試験

 

鉄筋コンクリートに用いる異形棒鋼の引張り強度および曲げ強度試験を行っております。

 

試験項目

鉄筋コンクリート用棒鋼
継手の引張り試験(φ10~φ22)
継手の引張り試験(φ25~φ38)
引張り試験(φ10~φ22)
引張り試験(φ22~φ38)
曲げ試験(φ10~φ38)

◆継手の引張り試験は、破断強度のみとなっており、降伏点の値は測定しておりません。

◆試験片の長さや形状により、試験が実施できないこともございます。

◆試験片は、全て試験終了後は廃棄となります。

◆試験済み試験片のお引き取りを希望される場合は、試験依頼書にその旨記載するか、または事前にお電話等でご連絡下さいますようお願いします。

 

鋼材の引張り強度および曲げ強度試験

◆鋼材の引張り強度および曲げ強度試験は、JIS Z 2241、 JIS Z 2248に基づき行っております。

◆試験片の長さは、下表の長さでお願いします。

◆継手を有する試験片およびSD390以上の母材(継手なし)試験片については、曲げ試験を行うことができません。

(単位:cm)

種別 D10~D16 D19~25 D29~D32 D35~D38
母材 引張り 600 650 700 700
曲げ
ガス圧接継手 引張り 600 650 700 700
フレア溶接継手 引張り
機械式継手 引張り

※すべての試験片の全長は1200mm以下としてください。試験機に装着出来ない場合は試験片をお持ち帰りいただく場合があります。

 

石材(割ぐり石含む)試験

土木、建築工事に使用する石材(琉球石灰岩、古生層石灰岩など)の品質・物理的性質を確認するための試験を行っております。

 

試験項目

試験内容 試料数
石材の圧縮強度試験 3個/1組
石材・割ぐり石の比重吸水率試験 同上
  • 依頼される試料については、全て依頼者側からの持ち込みのみを対象としております。
  • 試験依頼方法については、本項目最後に記載しております。
  • 通常、試料は、全て試験終了後は廃棄となります。試験後、試験済み試料のお引き取りを希望される場合は、事前にご連絡下さいますようお願いします。
  • 鉱山より採掘した石材に関しては、採掘に関する施業案認可書(沖縄総合事務局)の提出をお願いします。
  • 輸入石材に関しては、輸入許可書等(沖縄地区税関)の提出をお願いします。

 

石材の圧縮強度・比重吸水率試験

石材・の圧縮強度・比重吸水率試験 
  • 石材の圧縮強度・比重吸水率試験は、JIS A 5003(石材)、JIS A 5006(割ぐり石)、に準じて行っております。
  • 供試体の形状は、幅10×厚さ10×高さ20cmとなっております。
    ※JIS規格形状ではありませんが、φ10×20cmでも試験可能です。
  • 端面処理(キャッピング)は、硬石(古生層石灰岩など)と判断される角柱供試体の場合お断りすることがあります。
  • 石材の種類によっては、最大荷重(破壊時の荷重)が試験機の能力を超える場合があります。硬石と確認され試験機の能力を超えると判断された場合は破壊に至る前に試験を中止し、その時の荷重をもって圧縮強さを報告致しますのでご了承ください。

圧縮強さによる区分(JIS A 5003、5006)

種類 圧縮強さN/cm²(kgf/cm²) 参考値
吸水率(%) 見掛比重(g/cm³)
硬石 4903(500)以上 5未満 約2.7~2.5
準硬石 4903(500)未満981(100)以上 5以上 約2.5~2
15未満
軟石 981(100)未満 15以上 約2未満